・眼科(小児・こども対応)・脳神経外科/神経内科(頭痛、認知症)・歯科/口腔外科
〒242-0016 大和市大和南2-6-8 大和南メディカルモール1・2階
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当クリニックでは、眼瞼けいれん、片側けいれん、上肢・下肢痙縮の治療で行われているボトックス治療をご案内させて頂いています。
ボツリヌス菌という細菌が作る毒素(A型ボツリヌス毒素)から製剤化した注射液(ボトックス)を筋肉内に数ヶ所注射することにより、筋肉を異常に興奮させている神経の作用を鎮める方法です。この治療は米国で開発され、2004年4月より日本でも使用医師を限定して正式に治療することができるようになりました。
個人差がありますが、注射後2~4日頃から作用が出始め、大体3~4ヶ月作用が持続します。効果がなくなってきたら、必要に応じ、再治療を行います。
この治療は保険が適用となります。
現在または過去に、これらの病気で手術を受けたり、お薬を内服されている場合には医師にご相談下さい。お薬の量の調整をしなければならない場合もあります。また、他の病気があったり、精神安定剤・パーキンソン症の治療薬・抗生物質など他のお薬を、現在、内服されていたり、治療後、内服される場合にも医師に必ずご相談下さい。
注射後、皮膚に発疹が出る、注射部位の皮下出血などが一時的にみられることがあります。
特に初めての目の周囲の注射では、目の周辺の違和感を一時的に強く感じた方がいらっしゃいます。また、一時的に笑顔が作りににくい、瞼が多少下がる、目が乾いたように感じるなど、みられる方もいらっしゃいます。
決められた再診時には、必ず、来院して頂き、症状の有無をお伝えください。また、治療後、身体に変調がみられた場合やわからないことがあれば、遠慮なく、当クリニックにご相談下さい。
一部『「ほほえみ」グラクソ・スミスクライン株式会社(監修 医療法人団済安堂 井上眼科病院院長 若倉雅登)』よりイラスト及びテキスト引用
目の周囲にある瞼の開閉に関わる筋肉があり、その筋肉が意志と関係なく、異常に緊張して、目が開けにくくなる病気です。
初期には
まぶしい、目をつぶっていた方が楽、目が乾く、目がショボショボするなど多様で、ドライアイと似通った症状が見られます。
進行すると
自分の意思で目を開けようとすると、目を開けられなくなり、手を使って開けなければならない場合もあります。
顔面神経が隣接する血管の圧迫を受けて、勝手に興奮して、顔の片側筋肉がピクピクしてしまう病気です。
脳外科的手術が根本的治療でしたが、局所への注射治療で改善させることが出来るようになりました。
初期には
主に顔の片方の目の周囲、口がピクピクします。
進行すると
症状が頻繁に起こり、目の周囲や口、ほお、あごの筋肉がひきつります。
筋トーヌスの異常を呈する常態です。
脳血管疾患後、脊髄損傷、小児脳性麻痺など、リハビリテーション医学・医療が扱う多くの疾患にみられる病態ですが、局所への注射治療で改善させることができるようになりました。